プロの技の結晶「ぐし」
ぐし、ご存知ですか?
袖口や裾、掛衿、褄下などにはいった小さく並んだ白い点のような目のことです。
折りがくずれないようにするためだったり、表と裏をしっかりとめるためだったりの目的もありますが、飾り躾(かざりしつけ) 等とも呼ばれるように、飾りとして「着物の格調付け」の意味合いが強いです。
フォーマル感を高めるといった感じ。
そのため、喪服や留袖、訪問着などに入っていることが多いですね。
整然と並んだ点をみて、ときどきお客様から「ぐしはどうやっていれているの?」「専用の機械があるの?」とご質問を頂きます。
正解は...
1目1目小さく手縫いで 返し縫い!😳😳
目が沈みすぎないよう、力加減を調節しながらちまちまとぐし入れをしています笑
すべての箇所にぐしを入れるときは、プロの和裁士でも、平均3時間はかかっています😳
気を抜くとあっちへふらふらこっちで糸が絡まって...としてしまうので、気合のいる工程です!
あまりじっくりみることのない部分ですが、みなさんも機会があれば「ぐし」注目してみてみてくださいね♪
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